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フィレンツェ郊外の山頂の村、Fiesole フィエーゾレに登る前に、Cattedrale di Santa Maria del Fiore サンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の聖母教会)、通称 Duomo ドゥオモの天辺から、フィエーゾレの山を見ておきたかった。ドゥオモの天辺への狭く急な階段をひたすら上ると、天辺近くにドゥオモ内側の壁に描かれたフレスコ画をかなり至近距離で見られる細い通路に出た。手を伸ばすと届きそうな距離でこんなフレスコ画を見られた。Il Giudizio Universale 「最後の審判」という Giorgio Vasari ジョルジオ・ヴァサリの作品で、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂に描かれている、あのミケランジェロの「最後の審判」とはだいぶ趣が違う印象を受けた。

上っても上っても続いていた狭い階段をようやく抜け、やっと頂上に到着!外に出るとフィレンツェの隅々まで見渡せこんなに素晴らしい光景が広がっていた。僕は高所恐怖症というわけではないのだが、ここに立つとかなり怖さがあった、というのもその高さから来る怖さではなく、手すりの低さなのである。この写真では笑顔で特に恐怖に慄く表情は窺え知れないが、実はしゃがんだ体勢でいるのだ。普通に立ってしまうと、手すりの低さで何かの拍子で地上に落ちてしまうのではとかなり怖かった。手すりの高さは僕の胸よりも下くらいだったのだ。

ところで、僕の後ろに見えるのは、Piazza della Signoria シニョリア広場にある Palazzo Vecchio ヴェッキオ宮殿 。

 
手すりをしっかりと握り 素早く下を見ると、豆粒ほどの小さな人たちが歩いているのが見えた。ドームの湾曲した屋根も手伝い、目がくらくらした。

そして、すぐに後ろに下がり視線を真正面にやると Campanile di Giotto ジョットの鐘楼があった。この鐘楼は実は今いるこのドゥオモの建物の一部なのだ。

 
ジョットの鐘楼の天辺をよーく見ると、向こう側にも人がたくさんいるのが見えた。しかも、向こうの天辺にはワイヤが全体に柵がはりめぐされ、まるで鳥かごのような状態になっていた。あとであそこにも上ってみようと決心。
 
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