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Chicago
ショパン生家
Dom Urodzenia Fryderyka Chopina

ショパンが洗礼を受けたロフ教会のあるブロフフから、ショパンの生家のあるこのジェラゾヴァ・ヴォラまではすぐだった。ワルシャワからここまで車で1時間程だったが、途中は見渡す限りずっと畑、その中に同じようなポプラ並木がぽつぽつとある。積雪のあった際に道がどこかわかるように目印の役目を果たしているらしい。それにしてもポーランドとは "平らな土地" という意味らしいが、本当に真っ平らな土地がどこまでも続く。このマゾヴィアン地方の牧歌的な田園風景を眺めているとショパンの多くの叙情的な調べが生まれたことも十分理解できる。
  着くととても大きな黒い門扉があり、そこを抜け数分歩くとやっと白い家が見えてきた。ずっと本や雑誌で見てきたあの蔦の絡まる白い家だった。1810 年 2 月 22 日、フレデリック・ショパンはここで生まれた。

この敷地内のレストランで、まずはポーランド料理が振る舞われた。とりわけ日本の餃子のような"ピエロギ"というものはいけた。
 
  この日は幸運にも、あの 1990 年のショパンコンクールで 2 位( 1 位なし)で入賞したアメリカ人ピアニスト、 ケヴィン・ケナーが来ていて、彼の演奏をショパンの生家の中で間近に聴くことが出来、ダブルの感激だった!プレリュード25番からコンサートは静かに始められたが、演奏中もこの夢のような出来事が信じられず "本当なのか!?" と何度も自問した。コンサートの後、タキシードからカジュアルな服装に着替えたケヴィンにサインと写真をお願いすると快く応じてくれ、短い会話までしてしまい、とてもついていた。  
  ショパン・モニュメント
Pomnik Fryderyka
Chopina

生家の庭園はとても広く、さまざまな国から木々が送られ植えられており、もう殆ど植物園のようになっていた。いくつかのショパンの像もあり、有名なのがこちらの像。
 
ショパン・モニュメント
Pomnik Fryderyka Chopina

また、生家の玄関近くにはこのようなショパンの頭部の像もあった。数時間の滞在だったが、この "ピアノの詩人" の楽園にもう少し浸っていたかった。
 
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