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Poland_Chopin
Chicago
 
"北のパリ" と呼ばれるポーランドの首都ワルシャワでは、主にショパンにゆかりのあるさまざまな場所を回った。とはいえ、ショパン以外にも見るところは非常に多く、特に旧市街は第 2 次世界大戦で殆どが破壊されたもののとても見事に復元されていて世界遺産になっているほど。
 
ショパン・モニュメント Pomnik Chopina
とても全部は回れないほど広大で、ヨーロッパ屈指の美しさを誇るワジェンキ公園、その一角にショパンのモニュメントがある。強風で柳の枝が横になり、その下で何か自然からインスピレーションを感じているかのような表情のショパン像だった。また、この柳の枝はショパンの指を表しているとも聞いたことがある。実際そのように見える。ショパンの像はポーランド国内にいくつか点在しているが、やはりここワジェンキ公園のものが最高。繊細な中にも力強いエネルギーを感じる。その前には池があり、池の周辺には赤い薔薇が植えられていた。ここにはワルシャワ滞在中に数回足を運んだ。天国のようなところで、このショパンの像のそばにいると癒され、且つ何かパワーのようなものを得られるように感じた。(Sep. 1998)
 
ショパンのモニュメントから数分のところに隣接するウヤズドフスキ公園にはポーランドの首相でピアニストでもあった、パデレフスキの座像もあった。この公園の前の通りは大使館が建ち並び非常に美しい通りで、散策にも気持ち良いところだった。(Sep. 1998)
 
ワジェンキ公園 Park Lazienkowski
この広大な公園の中には宮殿、池、橋、寺院、シアター、カフェなどがあり、そして公園内にバスまで走っていた。あまりにも広すぎて実際に迷ってしまい自分がどこにいるのかわからなくなってしまった。でも本当にこんなに美しい公園は見たことがない!

夜にはワジェンキ公園の水上宮殿で、現地のピアニストによるリサイタルが聞けるということだったので、8時前からワジェンキ公園に向かった。現地のガイドに引率されたものの夜なので公園内は真っ暗。外灯も殆ど無かった。でも何だか楽しかった。10 分弱歩いてようやく宮殿の明かりが見えてきた。宮殿の中はひんやりとしていて、とても響く小さめのホールだった。ポーランドのピアニスト、ポリシェフスキによるもちろんオールショパンのプログラム。間近で聴き、とても迫力のある演奏だった。バラード 1 番や英雄ポロネーズ、マズルカを数曲だったが、とても良い演奏で感慨無量だった。インターミッションにはシャンパンが振る舞われ、リサイタル終了後にはポリシェフスキから握手をしてもらえた。(Sep. 1998)
 
文化科学宮殿 Palac Kultury i Nauki
このところワルシャワではハイテクな超高層ビルが次々建てられているが、それでもこのスターリンからの贈物として建設された塔は目を惹く。ただあまり地元の人には評判が良くないらしい。

展望台のチケットを買って、エレベータに乗るが古くちょっと怖い気がした。最上階まで上るとワルシャワの街が一望でき、ヴィスワ川の向こうのプラガ地区も見えた。眺めていると第 2 次大戦でこの街が破壊されたことがどうしても信じられなかった、と同時に至る所で建設中の高層ビルが見られ、変わり行くワルシャワに目を見張るものがあった。ただ近代都市として変化していくワルシャワにちょっと寂しいような気も…。(Sep. 1998)
 
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