About
Travelogs
Home
Poland_Chopin
Chicago
Travelogues
Prev Page 1 2 3 4 5 6 7 8 Next Page

旅行をしているとつい野菜不足になりがちだが、アメリカ各地に店舗を拡大している人気の高品質野菜サラダ専門店、sweetgreen で遅めのランチをとった。
マンハッタンにも店舗がいくつもあるが、Central Park からも近い Upper West の店に入った。

 

入るとすぐに新鮮な野菜の数々が目に飛び込んできた。メニューはかなり豊富にあり、サラダ専門とは言え、野菜のみならず、チキンやフィッシュ、チーズ、卵、豆腐なども追加することができ、ドレッシングも15 種類から選べ自分好みにカスタマイズできる。日本では見ないような野菜もたくさん陳列されていた。

 
これだけ豊富な野菜の種類、そしてそれぞれの野菜がどの州で採れたものかが壁にきちんとリストされていた。かなり徹底されている印象を受けた。

これほどの種類があると、目移りしてしまったが、Guacamole Greens にした。かなり大きなボウルに入ったアヴォカド、チキン、トマトなどが入っていて、パンは希望すれば無料で付けてもらえる。かなりのボリュームで、決して侮るなかれ!の sweetgreen だった。

 
Irving Farm から Barnes & Noble へ向かう途中、カボチャの上に乗っかったネズミの像。 Broadway を横切る横断歩道の真ん中に立つこのネズミに、なんのネームプレートも無く、どのアーティストの作品かもタイトルもわからないまま少し見て立ち去ったが、帰国してから調べてみると、この像、なんと最近 日本のみならず、US でも大人気の現代アート芸術家、草間彌生の作品だったのだ!因みにタイトルは、"Brass Pumpkin" らしい。草間彌生と言えば、やはりカボチャ。カボチャの上に乗っかるネズミではなく、その下にあるカボチャが主体なのである。
 

ニューヨークに来る度に必ずと言っていいほど行く書店、Barnes & Noble. ただ、Amazonを中心にオンラインで購入できるサイトがマーケットシェアの殆どを占めてしまう時代になってしまい、最近は日本でも US でも書店の数がめっきり減ってしまったが、Barnes & Noble は いまだマンハッタンにいくつかの店舗が健在でうれしい限り。とりわけ Upper West にあるこの店が僕の一番のお気に入り。場所、規模、品揃え、接客、雰囲気、客層と、ここに来ると本当にホッとする。

Barnes & Noble のフォントは何年も前に変わったが、この店舗の 正面玄関のフォントも昔のままで、これがまた良い。
 

因みに、Amazon という巨大なネット販売の台頭によって、町から Barnes & Noble や Borders といった素敵な書店が次々と閉店に追いやられているにもかかわらず、皮肉なことに、今度は Amazon 自身が Amazon Books なる書店チェーンを US の大都市にオープンさせている。

ここ ニューヨークでは、2017 年 5 月に Columbus Circle の Time Warner Center 3階に Amazon Books 第 1 号店をオープンさせ、ちょうど 1 年経った姿を見にその Amazon Books に行ってみた。

これまた皮肉な話だが、Time Warner Center の 3 階はかつて Borders という大手書店チェーンが入居していた場所。Amazon のせいで Borders が閉店に追い込まれたのに、奇しくもその場所で Amazon Books がオープンするなんて。この店舗を訪れた瞬間、とても複雑な気持ちになった。さらに、この Time Warner Center の目と鼻の先には、数年前まで Barnes & Noble の超大型店舗もあったが、それも閉店に追い込まれたのだ。

さて、Amazon Books 店内に入ってみると、とにかく小奇麗で、整然とした趣き。無味乾燥としているというのだろうか。

 

さらに、ニューヨークにもは もう 1 店舗 Amazon Books があり、その店舗にも行ってみた。34th Street にあるこの店舗は、2017 年 8 月にオープン。僕が行った時はまだ 9 ヵ月ほどしか経っておらず真新しい店内だった。

 

この店舗も同様に、本が整然と並べられ、きれいですっきりとした印象であり、陳列されているベストセラーやジャンルなど、Amazon.com をそのまま具現化したようなものだった。まるで Amazom.com の中に迷い込んでしまったような感覚、とでも言おうか。ただ、何か味気無かった。書店なのにワクワクするものが無かったのだ。温かみがあってずっと居たくなる Barnes & Noble とは正反対の雰囲気だった。

マンハッタンに僅かながらまだ健在の Barnes & Noble も いずれこの Amazon Books にとって代わってしまう日が、果たして来るのだろうか。 あまり考えたくもなかった。

 

Prev Page 1 2 3 4 5 6 7 8 Next Page
Travelogs

© Copyright 2002-2021 Sage. All rights reserved. Wszelkie prawa zastrzezone.