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ヴェネツィア、イタリア
 
ホテルの部屋のバルコニーからのサン・マルコ大運河、サンタ・マリア・デラ・サルーテ聖堂、そして対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の眺めは最高だった。また、絶えず行き来するさまざまな船をぼーっと部屋のバルコニーから眺めているだけでも楽しかった。このホテルにはチャイコフスキーも滞在したことがあるらしく、ホテルのフロントにはチャイコフスキーの写真が飾られていた。交響曲第4番はここで作られたらしい。網の目のような運河を走りまわる水上バス(ヴァポレット)の停留所もホテルのすぐ前にあり、ちょっと歩けばヴェネツィアの中心、サン・マルコ広場。運河沿いの散策は爽快だった。
サン・マルコ広場では 100メートル近い高さの鐘楼があり屋上にエレベータで昇ってみた。そこからはヴェネツィアが一望出来、どの方向からも素晴らしいのひと言。青い空に赤褐色の屋根が非常に美しく、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島の方の眺望も素晴らしかった。こんな屋上にもお土産屋があり、公衆電話まで取り付けられていた。サン・マルコ広場には観光客が多いが、それ以上に多いのが鳩の数。1ユーロで餌まで売られていた。
 
 
ヴァポレットでホテルのバルコニーから見ていたサン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ行ってみた。この小さな島には教会しかなかったが、とても小さく古いエレベータで屋上まで昇ると、サン・マルコの鐘楼から見た眺めとは違ったヴェネツィアの光景が広がっていた。ムラーノ島もはっきりと見え、ヴェネツィア本島の町並みも泊まっていたホテルも見えた。アドリア海を一望したい人はサン・マルコの鐘楼屋上からよりもここから見た方良いかも。
ホテルの前からモーターボートでムラーノ島にヴェネツィアン・グラスを見に行った。ここではグラス工房が何件かあり、そのうちの一つでヴェネツィアン・グラスの実演を見た。非常に細かい手法には驚かされた。この島には本当に多くのヴェネツィアン・グラスの店があったが、それ以外にはカフェが数件程度。それにしても、この日も陽指しがかなり強く日焼けしてしまった。
 
 
次にブラーノ島にヴァポレットで向かった。この島に着くとすぐに赤や青、黄色、ピンクといった鮮やかな色に塗られた家々が目に飛び込んできた。漁師の島ということで、悪天候の時でも遠くから自分の家を見分けられるようにという工夫らしい。それにしてもこの日はカンカン照りで日差しが強く、派手なカラフルな家々が眩しすぎるくらいであった。またレース編みでも有名らしく至る所で手編みレースの店があった。

ブラーノからヴェネツィア本島にもどるヴァポレットはとても時間がかかったように感じた。途中遠くにヴェネツィアの空港が見えた。また、本島近くになって大きく船が揺れ、外の甲板に立っていた僕の膝から下はズンブと水に濡れてしまった。でもアドリア海に吹く風を全身で受けとても気持ちが良かった。
 

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